鍼灸の刺激量について
どうして痛くないの?
当院で治療を受けたことが有る方は体験済みですが、当院の鍼(はり)は痛みを感じません。
患者さんの中にはツボを触っているだけと感じている方もみえます。
初診の方には「触っているだけではないですよ!」と説明しながら鍼をしますが、まずは、鍼を痛くなく、浅く刺すことから治療を始めます。
ツボは刺さなくても効く!
当院では痛いところにだけ鍼をする治療ではなく、まず最初に体質などを考慮して自然治癒力を高めてくれるツボを探し鍼をします。
病症によっては、最初の一本で症状が治まる方も見えます。
その為、最初の一本目をどこに打つかで治療効果にも差があらわれます。
その方に合ったツボを見つけることができれば、鍼の刺激を強くする必要がないのです。
それよりも、的確な位置をとらえ、的確な深さに鍼を刺すことが、治療効果を最大限にするポインになります。
鍼の刺激は体質を考慮して!
当院には0歳から90歳以上の高齢な方まで治療にみえます。
小学生までは小児用の刺さない鍼をします。
中学生以上になると大人と同じ治療をすることもあります。
大人の方でも体質が繊細な方には繊細な鍼をします。
プロレスラーのようにガッチリとしている方には太い鍼でブスッと刺すこともあります。
しかし、日本では肉体労働にたずさわる方が減り、大工さんでものこぎりや金づちはあまり使わず、機械で行うことが多くなりました。
反対に、デスクワークなどでパソコンの前に座りっぱなしというお仕事の方が増え、ストレスからくる病症などの繊細な治療を行わなければいけない方が増えています。
鍼の刺激は薬の処方と同じ!
病院で薬を処方するとき、最初からきつい薬は出しません。
最初は副作 用の少ない安全なお薬を処方します。
鍼灸も同じで、最初はできるだけ少 ない刺激量で最大の効果を発揮できるように行います。
それでも効かない 場合は多少「痛み」という副作用があっても、刺激量を強くしていくこともあ ります。