土曜日と日曜日、京都で行われた第41回日本伝統鍼灸学会の学術大会に参加してきました。

一言に「鍼灸」といっても、大きく分けて、「現代医学的・西洋医学的な鍼灸」と、「伝統医学的・漢方医学的な鍼灸」があります。
昨日行われたのは、文字通り、伝統医学的な、漢方医学理論を用いた治療法ばかりを集めた学会でした。

とはいうものの、一言で「伝統医学的」といっても、これまたやりようによっては、「これが同じ医学理論か?」と思わせるようなやり方もたくさんあります。

しかし、それぞれ演台に上がって論文を発表している方々は、治療効果のあったものを発表しているでしょうから、どのような病態の時、どこに、どのように鍼をするかということに関して、かなり興味深く聞かせていただきました。

また、最近では、鍼灸が代替医療として世界的に注目を集めているようになり、国際社会の中での日本鍼灸の在り方についても問われるようになってきました。

そのような発表を聞いていると、鍼灸の国際化に少しでも貢献できているような勘違い、錯覚を起して、何となく、モチベーションも上がってくるものです。

発表内容が勉強になるのはもちろんですが、治療への取り組む姿勢も正される気がして、とても有意義な勉強ができました。

清須市の鍼灸院で働く若先生より