ぎっくり腰と坐骨神経痛が急増しています。
いよいよ本格的な冬を迎えました。
寒さも一段と厳しくなりました。
寒さが厳しくなると、寒さに弱い疾患も増えます。
内科では、カゼの患者さんが増えている事でしょう・・・
当院ではぎっくり腰と坐骨神経痛が急増しています。
体が冷えると筋肉は強張ります。
簡単に言えば、冷蔵庫に入れてあるお刺身は引き締まっていますが、部屋に出しっぱなしでいると歯ごたえが無くなってしまいます。
刺身は引き締まっている方が良いのですが、人間の筋肉はゆるんでいるほうが動きやすいのです。
つまり冷えていると、筋肉は強張り、準備運動が出来ていないような状態になります。
筋肉がこわばると、筋肉の組織が縮まり、ちょっとした動作で細かい繊維が切れやすくなったり、筋と筋を繋ぐ筋膜がはがれやすくなるのです。
朝一番の体がこわばった時にぎっくり腰になったり、動作の始めに痛くなりやすく、動き出して体が温まると痛みが治まるのが、冷えによる痛みの特徴です。
あ、それからもう一つ・・・
お風呂に入ると楽になるのは、冷えが原因の痛みの特徴です。
坐骨神経痛とは、腰→おしり→太ももの裏→ふくらはぎにかけてのツッパリ感の事を言います。
ひどくなると、歩く事も出来ません。
坐骨神経痛もぎっくり腰と同様に神経組織が冷えた事により、坐骨神経と言う神経が縮んで痛みを発症します。
当院での治療は、下半身の血行回復を促し、下半身を温める治療をします。
困った事に、こういった疾患は整形外科、接骨院などでは炎症と判断して冷やして治そうとします。
患者さんの中にも、冷湿布を沢山貼って来院される方がいます。
温まると楽になる疾患は『温めなさいよ~!』というサインを体が出しているのです。
くれぐれもご注意を・・・