内臓腰痛とは・・・

「内臓腰痛」とは、スポーツや作業などによる腰の筋肉の使い過ぎによる腰痛ではなく、胃腸や腎臓、肝臓など、内臓の影響からくる腰痛のことです。
腎臓の病気や胆石、膵炎などからくる腰痛は典型的ですが、内臓の「疲れ」からも腰痛を発症するのです。
つまり、背中側の腰の筋肉ではなく、お腹側の腰の筋肉からくる腰痛なのです。(図参照)
女性は生理の時に生理痛として腰痛を感じることがありますが、子宮や卵巣からの影響で、腰痛を発症しますので、これも「内臓腰痛」の一つと言えるでしょう。

内臓腰痛の特徴

・普段とは違い下痢気味、便秘気味
・胃痛、胃の膨満感、げっぷが有る
・いつもより唇が荒れている
・いつもより口臭が気になる
・暴飲暴食が続いた
・腰を痛める思い当たる節の無い腰痛
・朝から急に痛む腰痛
普段とは違い、下痢気味、便秘気味であるとか、胃痛、胃もたれ、唇が荒れるなどは、すべて胃腸の疲れからくるものです。
食べ物やストレスで胃腸を中心とした疲れがあると、内臓側から腰の筋肉を緊張させるのです。
忘年会シーズンや歓送迎会などで外食が続くころに腰痛を発症する方は「内臓腰痛」の典型と言えるでしょう。
前日腰を痛める動作は何もしていないのに朝起きたら突然腰が痛むというのは、寝ている間に内臓が活発に働くことにより、内臓側からの腰の筋肉を緊張させているのでしょう。
この場合、通勤などで動き出す頃には楽になります。
反対に、腰の筋肉のを使い過ぎている場合は、筋肉の疲労がたまり始める午後から痛くなるのが特徴です。

清須市の鍼灸院で働く若先生より