不整脈・動悸
不整脈の種類
不整脈には、大きく分けて3つの種類があります。
★頻脈…通常よりも脈が速くなるタイフで、1分間の脈が、100回以上になるものを頻脈といいます。
★徐脈…通常よりも脈が遅くなるタイプで、1分間の脈が50回以下になるものを徐脈といいます。
★期外収縮…心臓の規則的な収縮の他に、予定外の収縮が起きる不整脈です。最も多く診られる不整脈です。
危陰な不整脈
★心房細動…心房細動は、期外収縮に次いで多い不整脈で、特にお年寄りや高血圧の人によく診られます。
★心室頻拍…心室頻捕は、心臓に異常のない人に突然起こることはほとんどありません。心筋梗塞や各種の心臓病があって起こるケースがほとんどです。
★心室細動…心室頻抽のさらに悪化した状態で、すぐに専門的な治療をしないと死に至り、最も危険な不整脈です・この不整脈も大部分は、心筋梗塞や各種の心臓病が原因で起こります。
症状・治療
基礎疾患があり、危険な不整脈は、専門医の治療、が必要なため当院では対象外となります。それら以外の不整脈の多くは、胸部不快感、勲悸・胸が詰まるような感じのものなど、いろいろな症状が現れます。これらの症状に対し、漢方はり治療は以下のように考えます。
漢方医学では「頭寒足熱」という状態、つまり頭が冷えていて足が温かいのが理想とされています。しかし何らかの原因(ストレス、エアコン・暴飲暴食・過労など)により逆転してしまい「頭熱足寒」という状態になってしまいます。このように下半身が冷えて、胸から上(特に胸部)に熱が多くなると不整脈による症状が現れます。この体の上下のアンバランスを経絡とツボの作用を利用してはりとお灸で整えます。
不整脈があると、心臓に何か大きな問題があるのではないかと心配になりますが、「不整脈がある」ということで医療機関に受診する患者さんのうち、治療が必要なものは10%以下です。不整脈・動悸がある患者さんは、一度当院にご相談ください。