名古屋の学会に出席してきました。
9月の秋晴れだと言うのに毎月の学会は天気が良ければ良いほど足取りが重くなります・・・
だって、遊びに行きたいですよね~・・・
とは言うもののこれも自分のため、仕事の為と、自分に言い聞かせて参加してきました。
午前中は鍼灸で最も重要とされている古典書物『難経』の考察でした。
今回は「気」の話。
気には深い所を流れる営気と呼ばれる気と、浅い所を流れる衛気と呼ばれる気が有ります。
それは地球の様に、太陽熱の様に表面を照らされる気と、地熱の様に、地球自身が深くに持っている気です。
衛気は体表面を温める気で反応が早く主に発汗や発散を助けます。
営気は深くを流れる気で主に血流に関係します。
人によって衛気が足りない人と営気が足りない人がいます。
衛気が足りない人は対表面の気のめぐりが悪い人です。
具体的に言うと、皮膚表面が冷たく、汗をかいても冷たい汗が漏れ出てしまい、いつも寒いと感じています。発汗や発散が上手くいかないため浮腫みもあります。
この様な人は衛気の足りない人です。
営気が足りない人は、血流が悪いため手足末端が冷たく、反対に方や頭には熱がこもっています。
女性では血流が悪いため、生理に伴う様々な症状を抱えています。
西洋医学的に「貧血」と言う症状名がつく人は営気の足りない人です。
鍼灸ではこの二つの気を補う事により患者さんの症状を改善できるようにアプローチします。
清須市の鍼灸院で働く若先生より